俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
尚哉は熱のせいか、少し顔が紅かった。

それに、声も少ししわがれている。

「辛かったら、寝てるといいよ」

「いや、大丈夫だ。それより」

そう言って、尚哉は私の頬に掌を当てる。

「桃子の方が、効きそうだ…」

そう言って、優しく唇を重ねた。

大人のキスは心をとろけさせる。

じんとする感覚が私は好きだった。

尚哉の掌、制服の上から私の胸をまさぐって、その手は次第に下半身に向かって降りて行く。

「ちゃんと、ベッドで…」

私はそう言ったけど尚哉は…

「我慢できない…」

そう言って、私を床に押し倒す。
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