俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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結局、尚哉は祐二の元に出かけて行った。
私は自分の元に彼を引き留めておく事が出来ない。
私の足は、何故か『芙蓉』に向いていた。無性にナナコママと話がしたくなったからだ。
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「そうね、完璧な男…かしら、私の印象からするとね」
「完璧な男?」
「そうよ、男って言うカテゴリーで括ってしまうのもどうかと思うわね」
「そんなに、凄いんですか、あの、祐二って言う人」
「かなりやり手みたいね、資産は10億以上あるみたいだし…」
「10億…」
「だから、スポンサーなんて出来るのよ。人一人養うのは意外とお金がかかる物よ」