俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「ん、ああ、まぁね…」

「ねぇ、彼とは別れられないの?」

私は、少し嫌な女になった。同性のスポンサーに別れを強要しているのだ。

「桃子…」

尚哉はそう言って私の唇を自分の唇でふさいだ。

そして再び私の体を、執拗に愛撫する。

指先は私の中に入り込んで、内側から潤いが溢れるのを感じた。

「尚哉…」

そう言って私は声をあげて喘いだ。

突き入れられる彼の想いを私は全身で受け止めて、眩暈に似た感覚に身を任せた。

「桃子、ごめんよ。今は祐二と別れる訳にはいかないんだよ」

彼の初めての弱音だった。

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