俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「セフレじゃ無くて、本当の恋人じゃダメか?」

「え…」

意外な言葉だった。

信じられない…

心臓が飛び出しそうなくらいドキドキする。

「さっきの子は?」

「沙羅か、桃子と付き合いたかったから、今別れた」

「恋人?尚哉の」

「過去形だ。現在進行形はお前だ」

教室に差し込む西日が眩しい。

突然の尚哉からの告白に、私は又、涙が止まらなくなった。

そして、昨日みたいに、あったかいキスをしてくれた。

力強く抱きしめてもくれた。
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