俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~

◆◇◆◇◆◇

気が付いたのは病院のベッドの上だった。

「桃子…」

「――おかあさん」

「ああ、良かった…本当に…」

おかあさんの眼から涙が溢れる。

私は、何がどうなったのか、良く把握できず、ぼんやりする視界で廻りを見回した。

おかあさんと、おとうさん、それに祐二さんと尚哉も居る。

そして、見た事の無い男の人が一人…

その男の人が私に話しかけて来た。

「分かりますか、お嬢さん。私は少年課の刑事です」

「…刑事…さん?」
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