俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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病院を無事に退院して、生活も元通りになりつつある。
沙羅は保護観察処分と言う事になり、学校は退学した。
彼女の様な生徒を専門に受け入れている学校が有るんだそうで、そちらに通う事になるそうだ。
尚哉との関係は、相変わらず続いていた。
日曜日は一日尚哉と一緒に戯れる。
「ねぇ、尚哉、この香り…」
尚哉の部屋は、相変わらず甘い香りがする。
祐二さんが持ってくるアロマキャンドルの香り。
扇情的な香りは、私たちの気分を盛り上げてくれるけど、ちょっと甘ったるすぎて、私には長時間耐えられなかった。
「祐二の作戦かも知れないよ」
「え?」
「僕達の仲を嫉んで、一緒に居るいかんを短くする為の…」
「まさか」