俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~

◆◇◆◇◆◇

「どうしたんだ、桃子…」

「どうしたんだって…勉強してるのよ」

「何故、急に…」

「だって、高校時代は直ぐに終わっちゃうのよ。今のうちに勉強しないと間に合わなくなっちゃう」

日曜日の午後、何時も通り私は尚哉と過ごして居たのだが、いきなり教科書やら参考書やらを持ち込んだので、ちょっと引いているらしかった。

私だって、やる時はやるのだ。

「折角の日曜なんだから、のんびりしようぜ」

尚哉がそう言って私の後ろから抱きついてくる。

背中に伝う尚哉の体温が心地よかった。
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