俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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「どうしたんだ、桃子…」
「どうしたんだって…勉強してるのよ」
「何故、急に…」
「だって、高校時代は直ぐに終わっちゃうのよ。今のうちに勉強しないと間に合わなくなっちゃう」
日曜日の午後、何時も通り私は尚哉と過ごして居たのだが、いきなり教科書やら参考書やらを持ち込んだので、ちょっと引いているらしかった。
私だって、やる時はやるのだ。
「折角の日曜なんだから、のんびりしようぜ」
尚哉がそう言って私の後ろから抱きついてくる。
背中に伝う尚哉の体温が心地よかった。