禁断恋語

「ごめんなさい澤田さん!放課後、校内案内するって約束したのに、急な用事が入っちゃって…!!」








苺蘭学園中等部に転校して3日目。





この日の放課後、学級委員があたしに校内を案内してくれるっちゅー話になってたんやけど。






その学級委員に用事ができ、いうなればたった今ドタキャンされた。











「あぁ、ええよ。案内なんてそんなんいつでも構へんし」



「でも代わりに小林さんに頼んだから!」



「小林…?」



「じゃあホントごめんね!!私もう行かなくちゃ!!」








そう言うと学級委員は目にも留まらぬ早さで廊下を駆け抜けて行ってしまった。

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