禁断恋語
「花月…っ」
「花梨、ごめんな。来るの遅うなって」
何で…。
何であんたが謝るねん。
謝るのはあたしの方やろ…。
あたしが勝手に…っ。
「お前ら…。誰の許可得て俺の花梨に触っとんねん?いっぺん去ねや!!」
花月が二人の男に向かって容赦なく拳を振るう。
バキッ、ゴガッ!
殴る音だけが辺りに響く。
何やのこれ…。
圧倒的すぎや。
相手だって花月に殴りかかってんのに、相手の拳は花月に当たりもせえへん。
確実に、花月の拳だけが相手に命中する。
花月って、こないに強かったんか…?
てゆか、周り見えてへんのか?
もう相手は気絶しとんのに…!!