禁断恋語
「か、花月!!もうええって!!そのくらいにしとき!!気、失っとるやないか!!これ以上やったら…!!」
あたしの声で我に返ったんか、花月はピタリと拳を引っ込めた。
「きゅ、救急車呼ばんと…!」
「大丈夫やって。それより花梨の方が大丈夫なん?あいつらにひどいことされたんやろ?」
「あたしのは犬に噛まれた程度や!どうすんねんこの状況!?」
「別にいつものことやし。ずらかれば大丈夫や。さ、早う家に帰ろ?」
いつものことって…っ!?
あんた、あたしの知らんスキに何やらかしてきたんや!?