禁断恋語
うー。
晩飯支度の前にお風呂入った方がええかも。
体中が気持ち悪い。
あの下種どもに触られた感触が消えへん。
唇も。
何度擦っても擦っても消えない。
ふと、姿見に映る自分が目に入った。
何や…?
首筋の辺りに赤い……痕。
「う…っ!あ…ああ……っ!!」
あの時感じた不快感が一気にフラッシュバックする。
嫌…っ!
嫌だ…っ!!
気持ち悪い!
気持ち悪い!!
汚らわしい!!
消さへんと!!
こんな…!!
こんな汚らわしい痕なんて!!