それじゃバイバイ。【微BL】



柵をもう1度乗り越えて先輩の横へ立つ。


ちょっとだけ安心した顔の彼は、
花束を2つ、渡してくる。





僕は色の違う花束と、卒業証書と鞄。

先輩は、花束を1つだけ。


それを持って、病院へ向かう。
あの子のお見舞いに。


結局みんな、卒業するんだ。


なんとなく生きてても、いつかは必ず。


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