超短編 『夢』
目が覚めた。

寝過ごした。時計を見ると完全に遅刻しそうだ。


いやな夢を見た。

階段から落ちるなんて、、、。


なんだか、汗をかいている。

パジャマを脱ぎ捨てて着替えた。



今日は朝から会議だった。

駅までタクシーで行けば、ぎりぎりで間に合うかも知れないと思いながら、家を出た。

幸いすぐにタクシーを捕まえることができた。

これで、遅刻は免れそうだ。
駅に着くと改札を走り抜けた。


間に合った。

今度の快速に乗れれば充分間に合う。


発車の合図だ。

走り込め。と、ドアが閉まり、顔面を思いっきりぶつけてしまった。

痛てぇ。
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