豪華絢爛



繁華街へと来た龍姫と凛は次々と店の中に入り


二人の両手がいっぱいになるぐらい買い物を楽しんでいた



凛「きゃ〜!!
ちょー可愛い♪
龍姫にこの花柄のマキシワンピ似合うって!!!
購入しなきゃ♪
このキャミも可愛い!!」


龍「凛....
俺は疲れた〜」

一体これで何軒目だ?

このまま行くと繁華街の店制覇するって....笑




買い物に夢中になる凛とは裏腹に、龍姫は疲れたのか店のソファーへと座り込んでしまった




凛「もぉ、龍姫はすぐにDOWNしちゃって!!!
私は恋する乙女な龍姫ちゃんの為を思って選んであげてんだから感謝しなさい!!

あんたは頭偉いし、スタイルいいのに服のセンスは小学生以下なんだから。」



龍「服なんか着れたらいいんだよ。」

まァセンスないのは否定しないけど...

別に着れたらいいじゃん!!



凛の言った通り男っぽい性格だからさ、服に関してはまったく興味がないんだよね

本当センスゼロ....


そんな親友である凛は俺の為に似合う服を選んでくれるんだよね

勿論、凛も自分の服も買いつつだけど!!


本人いわく楽しいらしいよ....


俺は何が楽しいのかわかんないけどさ!!






店「お買い上げありがとうございました。」


レジを済ませた凛が満足そうに歩いて来た



凛「めっちゃいい買い物できて満足♪
うわァ、夢中になりすぎてこんな時間になってるし!!!」


腕時計を見ると長い針は18時を過ぎていた


龍「凛、時計見なくても外見たらわかるって...

てかもぉお腹すいて倒れそう!!!!」


昼ご飯も食べずにずっと買い物してたんだよ!!!!

もぉ疲れたって....



凛「ごめんって!!
奢るから機嫌なおしてよ♪」

龍「よっしゃ!!
んじゃ凛、張り切って行こ〜♪」



先程が嘘のように元気を取り戻し、歩きだした龍姫



ご飯で機嫌が治るなんて。
龍姫はやっぱ子供だな〜♪



その姿を見た凛は笑いながら龍姫を追い掛けた





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