豪華絢爛



零がいることで安心したのか龍姫は死んだようにぐっすり寝ていた


零はそっと目を開け時計を見ると17時をさしていることに気づいた




ガラガラガラッ

保健室の扉が開き誰かが入って来た



獅「龍姫、気持ち良さそうに寝てますね。」

零「あァ。」

龍姫を心配していた獅輝が様子を見に来たようだ。
零はベッドから降りると獅輝へと睨んだ



零「てか雇い主なんだから龍姉の健康管理ぐらいきちんと見な。」

獅「そうですね。」


壱「零!僕らも悪いんですよ。
この時期は龍姉さんが精神的に不安になることを教えていなかったんですから。」


何処からともなく壱が表れ椅子へと座っていた


零「ちッ。
壱、こいつに対処法教伝えておけ。
俺は帰る。」


壱「はいはいわかりましたよ。」

壱の返事を聞いた零は保健室から出て行った





壱「態度でかくてすみません。」

獅「いや気にしてないから大丈夫。
あんなにストレートに言ってくれる奴は好きだからね。

でッ対処法って何なんですか..?」


壱「まァこの時期の雨の日だけでいいんですが、夜は龍姉さんの側にいてあげてください。

それだけで龍姉さんは安心して寝ることができるんですよ♪」


そう言うと龍姫を軽く揺らし、起こし始めた



龍「ふわ〜ァ、よく寝た...

あれ、零がいない...」


まだ眠いのか瞼を擦りつつ大きな欠伸をして起きた


壱「おはようございます、龍姉さん♪
零は先に帰っちゃったんですよ。

では後は頼みましたよ。」


そう言って軽く獅輝の肩を叩くと保健室から出て行った






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