金魚鉢いっぱいのビー玉
寒い冬の出来事
ほっとどりんく1
みぞれが降る駅で、私は一人下り列車を待っている。
かじかんだ手を温めるために買ったホットココアは、飲まれることなく私の手を温めていた。
このココア。実は、まだ違う役割持っているのだ。
私を少し可愛く見せてくれないか、という重大な役割。
寒い駅のホームで、両手でココアを飲む女の子。
なんかいいシチュエーションでないだろうか。
私を客観的に見ることはできないが、可愛いという部類にはいらないだろう私も、可愛く、いや、それっぽく見えないものか。
まあ、いい。
プルタブを開けると、暖かそうな湯気が細く立ち上る。
かじかんだ手を温めるために買ったホットココアは、飲まれることなく私の手を温めていた。
このココア。実は、まだ違う役割持っているのだ。
私を少し可愛く見せてくれないか、という重大な役割。
寒い駅のホームで、両手でココアを飲む女の子。
なんかいいシチュエーションでないだろうか。
私を客観的に見ることはできないが、可愛いという部類にはいらないだろう私も、可愛く、いや、それっぽく見えないものか。
まあ、いい。
プルタブを開けると、暖かそうな湯気が細く立ち上る。