俺様、拾いました。

「へっ…」



本日、二度目の驚き…



誘は、驚いたあたしの顔をみた。


そして…


一瞬、悲しそうな顔になってあたしに言った…




「もう、これ以上いうな。」



あたしは、その顔に言い返せなかった。




もう・・・・
なにも・・・・・・




あたしはそのとき、あることを考えていた。



はじめは、まったく知らない人と暮らすなんて、ありえないと思った。


でも・・・


あんなふうな顔見たら、なんかNOって、言えなくなってるあたしがいた。



もしかしたら、騙されているのかもしれない。




だけど…





でも、あのときの顔は嘘じゃないと思う・・・



「誘を飼ってあげたい」


そう思うあたしが…
そこにはいた。
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