俺様、拾いました。


この声は・・・・
このハスキーは、、、、



「美茉?」



「なんで誘、ここにいるの?」


出来るだけ周りに聞こえないように小さい声で話す。


「なんで?って俺、高校生だし。」



「そういう意味じゃなくて、なんでこの学校にいんの?ってこと。
朝、聞いたじゃん。」



「なんだ。そんな小さい事かよ。
うれしいだろ?
俺は、美茉のペットだからいつでもご主人様を近くで守らないとな。」



軽く、いたずらのような目であたしに語りかけてくる。



「俺で不安なのか?」



「そういうわけじゃ・・・」



「違うんなら、俺に守られてろ。
恩はしっかり返す主義なんだ。」



「う・・・ん・・・・。」

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