おしえてください、先生。
これでもう雷がならなければ……。
そう思った時だった。
――ピカッ ドゴゴゴゴ!!
「やっ」
南の小さな悲鳴が響く。
「南?!」
大丈夫か?!そう言おうとした瞬間、俺の冷え始めていた体に柔らかく温かいものが触れた。
それが南だと認識したのは、振り返って下着姿の南を視界に捉えてからだった。
「ちょっ、み、南、待てっ」
慌てて抱きついている南を支えながらも両手で引き離そうとする。
「雄悟先生っ、こ、こわい」
ヤバい……この状況は、俺を試してるとしか思えない。
パンツにキャミソール姿の南。
ピンクのブラジャーが乱れたキャミソールの下から覗いている。
冷たいシャツの上からでもわかる柔らかな感触に眩暈がしそうだ。
いや、マジでなんの拷問……?
俺、健全な男子高校生なんですけど。
「怖いのもわかるけど、また濡れるだろっ? 大丈夫だから、一回離れろ、な?」