性別≠不一致

「しかも相手は年上かよ。ヤリチン熟女キラーめ」


グリグリグリ、捻りを加えてほっぺを犯す。


それにしても太一の奴、もしこいつの言ってることが本当ならかなりのモテモテ野郎じゃねえか。


お姉さまに誘われるとか羨ましい。俺だって一度くらいは誘われたいぞ。


「そうやって遊んでるから、お前の気持ちが本気なのかどうかもわかりかねるんだよっ!」


トドメに頬の肉を引っ張ると、面白いほど伸びて指から離れた。


なにやら涙目になっているが、俺に言いたいことがあるみたいでキッと睨みつける。


迫力が全然ないから恐くないけど。


「だって経験豊富なお姉様だぞ! 男ならぜひとも夜の保健体育をご教授願いたいじゃないか!」


「素で最低な男だなお前。引くわ。性病になってチンコもげろ」


「だが断る!」


どうやら改めるつもりはないようだ。快楽に溺れた定型的な駄目人間の見本だなほんと。
< 250 / 281 >

この作品をシェア

pagetop