気まぐれ短編集
力を入れすぎている目がそろそろ疲れてきた…。てか先輩何も言わないけどどうなってんの?
はっ!もしかして顔を上げたとたん誰もいないってオチ!そ、そんな…!?
恐る恐る目を開けてみる。まず視界に入るのは桜の花びらが散っている地面だ。それからちょこっと視界を上げてみると先輩がいるだろうと予測される位置に黒い革靴が見えた。
良かった。いるじゃん!心配して損したよ。
こんなことをこんなときに考えている私っておかしいのだろうか?想像だともっといっぱいいっぱいで頭の中真っ白だと思ってたんだけどなぁ。