気まぐれ短編集


『…なに』


こんなに近くで見たくなかった。その青い練習着が視界に入るだけで、眉間にしわが寄るのが分かる


「…。」



そんな俺を立ったままの菅谷も機嫌が悪そうに睨み返す。


『…。』


「…、なにしてる」


ふてくされてるな


『…別に』


そう言って、机に向かって俯く。そうしないと見たくないものを見てしまうから


「…」


『…なんだよ』



< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

かくれんぼ

総文字数/3,801

青春・友情17ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop