この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐


まさか…



この展開は…





『いや、美代。俺はもう一人で風呂は入れるようになったぞ』


しかし美代はお構い無しに脱衣場に鍵をかけると


俺を床に置き服を脱いだ。


『………!!』


うさぎ時代には一緒に入っていた風呂。


免疫が出来たはずだったのに…



「あ~結構日焼けしちゃったなぁ。髪も潮風でベタベタだ」


美代は背中を鏡に向けて振り返るように日焼けした肌を見た。


少し日焼けした美代の肌に、真っ白に浮かびあがるビキニの跡。


俺は言葉を発するのも忘れ思わず目が釘付けになった。



美代……



そんな俺をひょいと抱き上げる美代。


そして俺と美代は久しぶりに一緒に風呂に入ったのだった。



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