この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
「ふふ…ふ…フハハハハ!!
君にはやられたよ…
こうなってしまったのならば誰一人ここから生きては帰さん!!」


指名手配の男は目を血走らせながら、不気味に笑った。



「この俺様が獲物を逃がすとでも思っているのかぁ!!」


目的を失った男は気が狂ったように叫んだ。




「!!!!」


くそッ………!!


あと少しで逃げれたのに…!


銃弾を撃たれ、固まる美代とボス。


そんな二人に男は容赦なく銃口を向けた。


「やめ…ッ!!!」


俺は叫ぶ。


しかし手足の感覚はとうに消えもう立つことも出来なかった。









「俺に歯向かった罰だ、マサル。お前の目の前で殺してやろう」







「や……めろ――ッ!!!」













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