この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
そんな美代を夏美がたしなめる。


「いい加減トイレくらい躾たら?ペットの前に彼氏じゃん?私だったらアキラの下の世話なんて絶対ゴメンだわ」



「な…オメ~旦那様に向かってなんて薄情な…ッ」




そこへ



『おい美代!出たぞ!』


みんなに笑いのネタにされたマサルが、少し不機嫌ぎみにゲージから出てきた。



「お!美代ちゃん、マサルさん糞済んだみたいやで~」


「あ、ほんとですか?」


美代はゲージに駆け寄るとマサルのうんちの処理に取り掛かった。


「わぁ~マサルさん!今日はまた一段といっぱい出て偉かったね」


『!!///い…今そんなこと言わなくていいだろッ』


「え?なに怒ってるの?お腹すいた?」


『ち、違う!みんな居るのに…てかサッサとそれ流してこいよッ!///』



マサルの言葉が分からない美代は、プンプン怒るマサルに首をかしげた。


そんなマサルと美代のやり取りに山吹はまた爆笑した。


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