この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
「はよ人間になったらな、美代ちゃん可哀想やんか~」
『わ…わかってる…』
「あ、私は寂しくないですよ?毎晩うさぎのマサルさんを抱いて寝るのも幸せです」
もちろん寂しくない訳はなかった。
しかし、美代はマサルを気遣いにこっと笑った。
そんな健気な美代に、山吹は細い目でマサルを見た。
「抱いて…やと?なんやマサルさん、毎晩そんな美味しい思いをしとったんかい」
『ち!ちが…しかも、なんだよその目は!///』
山吹のイヤらしい目付きに、
マサルはなんだかその事実が急に恥ずかしい事のように感じて白い頬を赤くさせた。
「あ、せや美代ちゃん。一緒に寝てるならなおさらやけど、大切なお知らせがあったわ」
「ん?」
「今日からマサルさんと寝るときな?枕元に服を用意しといた方がええで」
「え?服ですか?」
「うん。マサルさん人間になる時はいつも全裸やから」
「ほぇ!?ぜ…全裸ですか?///」
マサルに続き美代までポワンと赤くなった。
「おぬしらピュアだな」
メイが呟く。
こうして、笑い声と共に夜が更けていった。
『わ…わかってる…』
「あ、私は寂しくないですよ?毎晩うさぎのマサルさんを抱いて寝るのも幸せです」
もちろん寂しくない訳はなかった。
しかし、美代はマサルを気遣いにこっと笑った。
そんな健気な美代に、山吹は細い目でマサルを見た。
「抱いて…やと?なんやマサルさん、毎晩そんな美味しい思いをしとったんかい」
『ち!ちが…しかも、なんだよその目は!///』
山吹のイヤらしい目付きに、
マサルはなんだかその事実が急に恥ずかしい事のように感じて白い頬を赤くさせた。
「あ、せや美代ちゃん。一緒に寝てるならなおさらやけど、大切なお知らせがあったわ」
「ん?」
「今日からマサルさんと寝るときな?枕元に服を用意しといた方がええで」
「え?服ですか?」
「うん。マサルさん人間になる時はいつも全裸やから」
「ほぇ!?ぜ…全裸ですか?///」
マサルに続き美代までポワンと赤くなった。
「おぬしらピュアだな」
メイが呟く。
こうして、笑い声と共に夜が更けていった。