【短】君が僕を忘れても、僕は君を好きでいる
「もうこれ以上、イサムとは一緒にいられないっ」
そう言い終わると、そのまま泣き出してしまった君。
きっと君もずっと苦しんでいたんだね。
ごめんね……もう僕は君にとって必要じゃないってこと。
それを認めたくなかった……男らしくないよね。
本当なら、すぐにでも抱きしめたかったけれど、
君はもう僕の腕の中を選ばない。
「ごめん……ごめんなさい。こんな気持ちでは、もうイサムとは付き合えない」
君の小さな今にも消えてしまいそうな声は、
波の音と重なりながらも、僕に、僕の心の中に届いていった。
「こんな私のことなんか、もう嫌いになっていいから……」
「……僕は樹里菜が好きだ。そんなに簡単に嫌いにはなれないよ」
だって、君の全てが今でも、こんなに好きなのに……。
そう言い終わると、そのまま泣き出してしまった君。
きっと君もずっと苦しんでいたんだね。
ごめんね……もう僕は君にとって必要じゃないってこと。
それを認めたくなかった……男らしくないよね。
本当なら、すぐにでも抱きしめたかったけれど、
君はもう僕の腕の中を選ばない。
「ごめん……ごめんなさい。こんな気持ちでは、もうイサムとは付き合えない」
君の小さな今にも消えてしまいそうな声は、
波の音と重なりながらも、僕に、僕の心の中に届いていった。
「こんな私のことなんか、もう嫌いになっていいから……」
「……僕は樹里菜が好きだ。そんなに簡単に嫌いにはなれないよ」
だって、君の全てが今でも、こんなに好きなのに……。