AKASHI
あたしは 焦っていた。

だから
自分の感情を押し殺すかのように


「変な事言ってごめんな〜ムリやおな」



そう 打った。



即座に返って来たメールには


「うん」


ただそれだけ。



あたしは苦笑いしながら

美波へ電話をかけた。


あたしは 美波の優しい一つひとつの言葉に

涙ぐんだ。



もうやめようって

思った。


無性に
自分にむかついた。



なぜか





寛貴を本気で



好きに








なってしまった‥‥‥
< 15 / 72 >

この作品をシェア

pagetop