AKASHI
素直
2学期に入り 体育祭の練習真っ只中。



誰もが青春を感じる頃。



あたしは 早く寛貴を忘れたくて

新たな出会いがほしかった。



そんな中 あたしは

先輩に恋をした。


今思うと
それは

「恋」 ではなく


「憧れ」だった。


毎日 廊下や校舎で見る先輩にあたしは 魅力を感じていた。



先輩を追いかける事で
寛貴を忘れようとしていた。


いつしかあたしは
先輩に本気になろうと
決めていた。


それは その頃 すでに寛貴に新しい彼女がいたから。


彼女をいる人を好きでいたって 苦しいだけ。


そう思ったから
< 17 / 72 >

この作品をシェア

pagetop