AKASHI
「美波!!!寛貴に付き合う気ある?って言われた」



「本当に先輩が好きなら先輩を思い続けた方がいいよ」



そんな美波の言葉に反論できなかった。



今更 本当は寛貴を忘れられなかっただなんて 言えなかった。


だからあたしは
「付き合う気ないわぁ」

なんて 言ってしまった。




あたしは
自分自信の気持ちにも嘘をつき
親友の美波にまで

嘘ついてた─‥




あたしの言葉に
寛貴は あっさりと納得したかのように メールは途切れた。



残ったもの。

それはあたしの心の中を埋めつくすと同時に


後悔だけがのこった。
また同じ失敗をした
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