AKASHI
そんな寛貴の姿に あたしまで落ち込んでた。


もしかしたら 寛貴と付き合えるかもしれない。

そんな期待をしてたんだ。

中3の9月くらいの出来事だった。


寛貴に彼女がいない事を理由に あたしと寛貴は毎日のように 頻繁にメールしてた。


それも 夜中遅くまで。

お互いの事をよく知ってた。


その頃から あたしと寛貴は学校でもよく話していた。



あたしは ゆっくりゆっくり お互いを知り 自然と付き合えたらいいな。なんて 思ってた。



そんな関係が2ヶ月ほど続いたっけ。
卒業する時には
寛貴の第二ボタンもらう約束までしてた。

その頃いきなり寛貴がメールで 冗談まじりに


彼女できた。


なんて事を言い出してた。



あたしは信じてなかった。
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