選択
「ウィルスの解明の為と国内の安全とテロ対策によりあなた方親子はこの部屋で当分暮らしていただきますこの部屋は24時間監視されています
不自由かも知れませんが
ご理解下さい
壁のもう一つのボタンを押してください 巧君がいる部屋に通じるドアが開きます 巧君の部屋も監視されています どちらにいようと構いませんが 巧君を動かす事は許可しません
なにかご質問は?」

私は力無く首を横に振る

「では」

声が聞こえなくなる

私はフラフラとボタンがある壁に近寄りボタンを押した
するとガラスの壁が動き人が通れるぐらいの隙間ができた

その隙間を通り巧の側による

巧は眠っていた

寝顔もいつもと変わらない
私は巧の頬を撫でた

いつもと変わらない感触

頭も撫でた

なんら変わらない

いつもの巧・・

私は涙が止まらなかった
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