選択
私は立ち上がる事が出来ずその場に座り込んだままだった

嘘だよね・・?

私達と縁をきりたい・・なんて・・

嘘だよね・・・・

簡単に・・そんな事・・出来ないよね・・?

だって・・巧は息子だよ?
自分の子供だよ?
私を捨てる事があっても自分の子は簡単には捨てられないよね?

今は回りに責められてつい言っちゃっただけだよね?

冷静になったらわかるよね?

てか気づくよね?

そうだよね?!

旦那が出て行ったドアを見つめた

もう少ししたらまたドアが開いて・・旦那がまた部屋に入ってくる様な気がした
「やっぱりオマエラを捨てられない」

っていいながら泣きながら入ってくると思いたい!

だがいくら待ってもドアが開く事はなく私はいつもの声に誘導され部屋を出た


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