美男の彼女さん

買い物も終わって瑠瑠とも別れたけど、まだ5時前。

晩御飯も早すぎるけど・・帰るか。

住宅街の大きな公園を過ぎたところに家がある。

その公園を過ぎようとすると・・・。

「あの~

なに?

「あの~・・・
すこーしイラつきながら振り向いた。
そこには美男が。

「あのさ。絆創膏持ってない?
絆創膏?
あ!口の横ケガしてる。
「ありますよ。ハイ。

なかったらどうするつもりだったんやろ?

「ありがとう。さっき接待で取引先の偉いさんが酒で酔っちゃって。
そのときに・・・ね。

痛そう。
「お大事に。

綺麗な顔が台無し。

「ありがと。俺、佐久間結斗。21歳。これ名刺。
電話して?お礼したいし。

新手のナンパ?
絆創膏1枚でお礼って。

< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop