先見の巫女


「…ひ、人が!?」


銀の髪、瞳の青年は花畑に横たわる少女に慌てて駆け寄る。


「…ん…うぅ……」

「よかった…生きてる…」


青年はホッとしたように少女を抱き上げる。


「とりあえず…何処かで休ませないと……」


青年はオロオロしながら
黒髪の少女を自分の家へと運んだ。






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