先見の巫女
「あっ!!!!」
あたしを導いた朱い鳥が朱雀さんの肩に止まった。
「なんだよ!?いきなり大きな声出しやがって」
なんで朱雀さんの肩に!?やっぱり導かれたとしかいいようがない。
「あたし、その子を追いかけて来たの」
「こいつをか?」
朱雀さんは自分の肩に止まった朱い鳥を指差す。
「そう、その子。そしたら朱雀さんに…」
「うげっ!!」
そこまで言うと、朱雀さんは深く眉間にシワを寄せた。
「………………?」
どうしたんだろう…