君へ 【超短】


笑いもせず、涙も見せず。
枯れ果てた僕が映っている。

いつからか閉ざされた心の空。

強く叫ぶこともできないで。


広い世界で何も聞こえず、独り怯えてるのだろう。




例えば僕が死んでも、涙流してくれますか?


本当に終わりなんだね。

忘れられないけれど。


どれほどだった?
君といた季節が。

枯れた冬色の景色ににじんでく。


どうか、どうか忘れないで。

いつか月日が流れたとしても。


永遠に見守るよ。
君の幸せを。
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