いい意味で
僕「このアルバム、俺好きなんすよ。」
若菜「あ!それいいですよねぇ!かっこいいですよねぇ!」
僕「はい。」
若菜「良かったらどうぞ聴いてください。」
僕「…じゃあ。」
僕はケースからCDを取り出し、カーステに入れる。
すると、エフェクトのかかったドラムだけの音が響く。
もう繰り返し何回も聴いた始まり方だ。
ふと若菜さんを見ると、ハンドルを握ってる指がリズムをとってる。
若菜「ヨシさんヒップホップ好きなんですか?」
僕「そうっすねぇ。好きな方だと思います。」
若菜「へぇ。これ全部姉のCDなんですよ。借りたままこんなになっちゃいました」
沢山のCDが入ったプラスチックケースを指して、得意げな顔だ。
僕「昨日、このアルバムに入ってる曲を聴いて歩いてるときに、若菜さんに会ったんすよ」
若菜「ええ!そうなんですか!!」
僕「はい。」
若菜「その時やっぱビビりましたか?」
僕「ビビりましたねぇ。」
若菜「ビビりますよねぇ」
僕「ビビりますねぇ。」
若菜「それってどの曲なんですか?」
僕「えっと・・一番最後の曲です。」
カーステの小さなスキップボタンを押そうとするが
車の振動で、違うボタンを押しそうになる。
若菜さんがそれを、手助けしようと手を伸ばしたとき
ドン!!
凄い衝撃が体を襲った。
体がぶれる。
なんなんだ 視界が回る。
そう思うと同時にガシャン!ズガガーー!!!ン。という音を聞いたかと思うと、視界は暗くなった。
若菜「あ!それいいですよねぇ!かっこいいですよねぇ!」
僕「はい。」
若菜「良かったらどうぞ聴いてください。」
僕「…じゃあ。」
僕はケースからCDを取り出し、カーステに入れる。
すると、エフェクトのかかったドラムだけの音が響く。
もう繰り返し何回も聴いた始まり方だ。
ふと若菜さんを見ると、ハンドルを握ってる指がリズムをとってる。
若菜「ヨシさんヒップホップ好きなんですか?」
僕「そうっすねぇ。好きな方だと思います。」
若菜「へぇ。これ全部姉のCDなんですよ。借りたままこんなになっちゃいました」
沢山のCDが入ったプラスチックケースを指して、得意げな顔だ。
僕「昨日、このアルバムに入ってる曲を聴いて歩いてるときに、若菜さんに会ったんすよ」
若菜「ええ!そうなんですか!!」
僕「はい。」
若菜「その時やっぱビビりましたか?」
僕「ビビりましたねぇ。」
若菜「ビビりますよねぇ」
僕「ビビりますねぇ。」
若菜「それってどの曲なんですか?」
僕「えっと・・一番最後の曲です。」
カーステの小さなスキップボタンを押そうとするが
車の振動で、違うボタンを押しそうになる。
若菜さんがそれを、手助けしようと手を伸ばしたとき
ドン!!
凄い衝撃が体を襲った。
体がぶれる。
なんなんだ 視界が回る。
そう思うと同時にガシャン!ズガガーー!!!ン。という音を聞いたかと思うと、視界は暗くなった。