いい意味で
さゆり「菊地さんどうしたの?やっぱチャーハンあんま美味しくなかった?」
僕「いえ、美味しいです。ただ…今日はほんとうに激しかったなあ。って。思いまして。」
昌也「そうですよね。今日は事故に巻き込まれ、さっきまで病院だったんですもんね。」
僕「はい。あの事故もひどいし、同じ日にこうしてビール飲んで、飯食ってる事が不思議で・・」
さすがに、考えだすと頭の整理がつかない。
この二人が明るく振る舞ってくれているのに。。。
言葉は出ず、部屋にはバラエティ番組の音が響く。 芸人が笑う声がやけに耳につく。
さゆり「菊地さんの気持ちもわかるけどさ!今はこうしてるしかないからしょうがないぜ!あんま気にすんなだぜ!」
僕「当て逃げ犯の行方もまだわからないんですよね?なのに帰っちゃっていいもんなんですかね?」
昌也「大丈夫です。意外と妖怪って、色んな所に紛れているものなんですよ。警察にも」
僕「はあ。。。。」
昌也「あの、菊地さんをこうしてるのも、自分たちの為でもあるんです。少しでも私たちの危険を減らしたいのですよ。だから、こうして帰るまで見送ります。」
そうか。そうだよな。僕は迷惑の種だ。
さゆりは僕に気にするなというが、きっと僕がいなければ若菜さんは怪我することもなかった。
あの事故に遭う確率なんてなかったと思う。
僕「そうですよね。あの、僕明日すぐ東京に帰りますので。心配しないでください。」
昌也「すいません。菊地さんが悪いわけでもないのに。」
僕「いえ。」
さゆりさんは無言でビールを飲んでる。
僕は、残っているチャーハンを食べる。
もう会う気はないのだろうな。
そう思うと胸が苦しくなった。
人から必要ないと真正面から言われるのと同じだ。
そしてもう一つの理由は、若菜さんだと思う。
僕「いえ、美味しいです。ただ…今日はほんとうに激しかったなあ。って。思いまして。」
昌也「そうですよね。今日は事故に巻き込まれ、さっきまで病院だったんですもんね。」
僕「はい。あの事故もひどいし、同じ日にこうしてビール飲んで、飯食ってる事が不思議で・・」
さすがに、考えだすと頭の整理がつかない。
この二人が明るく振る舞ってくれているのに。。。
言葉は出ず、部屋にはバラエティ番組の音が響く。 芸人が笑う声がやけに耳につく。
さゆり「菊地さんの気持ちもわかるけどさ!今はこうしてるしかないからしょうがないぜ!あんま気にすんなだぜ!」
僕「当て逃げ犯の行方もまだわからないんですよね?なのに帰っちゃっていいもんなんですかね?」
昌也「大丈夫です。意外と妖怪って、色んな所に紛れているものなんですよ。警察にも」
僕「はあ。。。。」
昌也「あの、菊地さんをこうしてるのも、自分たちの為でもあるんです。少しでも私たちの危険を減らしたいのですよ。だから、こうして帰るまで見送ります。」
そうか。そうだよな。僕は迷惑の種だ。
さゆりは僕に気にするなというが、きっと僕がいなければ若菜さんは怪我することもなかった。
あの事故に遭う確率なんてなかったと思う。
僕「そうですよね。あの、僕明日すぐ東京に帰りますので。心配しないでください。」
昌也「すいません。菊地さんが悪いわけでもないのに。」
僕「いえ。」
さゆりさんは無言でビールを飲んでる。
僕は、残っているチャーハンを食べる。
もう会う気はないのだろうな。
そう思うと胸が苦しくなった。
人から必要ないと真正面から言われるのと同じだ。
そしてもう一つの理由は、若菜さんだと思う。