いい意味で
第7章 再会
第六章再会

僕と若菜さんが街を歩いている。風景がかすんでいるような。
すると、前から小さい何かが歩いてきている。僕等に近づくにつれそれはでかくなり
、襲いかかってきた。

うわ!!
目が覚める。夢か。。

携帯を見ると、朝の10時半。なんか変な夢みちゃったな。
きっと昨日の変な雑音のせいだ。

今日は若菜さん達と会う約束をしてるのが夕方の六時。その前に二時くらいに渋谷でおんちゃんとりうと待ち合わせて、遊ぶ予定だ。

まだ時間あるなぁ。
机の上にあるネコの写真におはよう。といい
ベランダに出て煙草を吸う。風が爽やかで心地良い。
きっと土曜日ということもあるのだろう。もう一日休みがあると思うと
気持ちに余裕がある。

もう冬は去ったな。しかし何しよう。
借りてきたDVDでも観よっかな。
部屋側のサッシに腰掛け、DVDをセットをする。

未来型差別の映画、遺伝子のコントロールが出来る時代。
優れているのは遺伝子コントロールをして生まれてきた人で、自然分娩で生まれた人は劣悪だという話。

面白そうだが、画面が終始暗い感じで、午前中に観る気がしない。
流しっぱなしで漫画を読んだりする。

そんな感じでごろごろしていたら、あっという間に一時だ。

しまった。全然用意してねぇや!!急いで歯を磨いたりして、用意をする。

まぁ僕達の予定なんていつもユルイから遅れてもいいのだけど。

用意ができて駅までとこところ歩いていると、「ミャー。」と聞こえた。
びくっとしたが、さすがに近所に猫くらいいる。

思い過ごしかぁ。と思い、また駅まで歩く。

電車に乗り、渋谷まで30分だ。
窓の外は郊外の景色からどんどん建物がひしめき合っていく。
しかしいい天気だ。電車の上半分を切り取って、風を感じながら乗っていたい。
二人はもうついたらしい。メールを返す。僕はあと10分くらい。40分の遅刻だ。

そして渋谷に着いて、ハチ公で合流する。
いつもどおり、おんちゃんは嬉しそうな顔して、りうはセクハラ紛いの言葉を浴びせてくる。
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