いい意味で
そして、早いもので、このお店に入って三時間が経ち、次はちょっと離れてるけど、散歩がてら、おんちゃんの知ってる店に移ろうぜ!!ということになった。
お店を出て、皆騒いでいる。
かおりちゃんもゆりかちゃんもお酒は強いらしいが、結構酔っ払ってる。
おんちゃんとりうなんてもってのほかだ。
それを眺めながら、僕は若菜さんと後ろを歩く
若菜さんは、ちょっと顔は赤くなってはいるが、あまり酔っ払っていない。
自分でも強いと言っていたしな
僕「皆楽しそうですねぇ。」
若菜「はい。かおもゆりも楽しんでるみたいです。良かった。」
僕「あの…度々あれっすけど、事故の時、ありがとうございました。」
若菜「いいえ!何言ってるんですか!?こちらこそ本当申し訳なかったです!」
僕「いや、僕は全然平気ですけど、やっぱ直接礼が言いたくて。」
若菜「じゃあ、こちらこそごめんなさいが言いたくて。」
若菜さんが僕の真似をして、つい笑う。
若菜「でも、今日会えて本当に嬉しいです。ごめんなさいとありがとうが、ごちゃまぜです!」
僕「複雑ですね」
「複雑なんです!」そういって若菜さんは「うぅ。」とわざと苦しそうな顔をする。
線路沿い、電車が通る度に騒音がゆらぐ
僕「でもさゆりさんにありがとうございました。とお伝え下さい。楽しい夜を過ごせてるのもさゆりさんのお陰ですから。」
若菜「そう…ですね。伝えておきます!」
一瞬若菜がつまったような気がした。気のせいだろうか。
僕「そういえば、あの事故の処理とか大変だったんじゃないですか?」
若菜「はい。そうですねぇ。あの車も廃車になってしまって。」
僕「そうだったんですか?!大変だったですねぇ。」
若菜「はい。でも、ヨシさんもあたしも無事なのが何よりですよ。」
僕「そうですねぇ。そんだけ大きな事故で…いや、若菜さんは結構な怪我されたんですよね…」
若菜「そんな!!大丈夫ですよ!!あたしもう今はピンピンしてますから!!」
「大丈夫であります!」そういって兵隊が敬礼するような動きを見せる。
僕も合わせてそうやってみる。道端で笑う。
ああ。会えてよかった。
春の風のせいだろうか。僕の心は、お道化る若菜さんを見て嬉しくなる。
お店を出て、皆騒いでいる。
かおりちゃんもゆりかちゃんもお酒は強いらしいが、結構酔っ払ってる。
おんちゃんとりうなんてもってのほかだ。
それを眺めながら、僕は若菜さんと後ろを歩く
若菜さんは、ちょっと顔は赤くなってはいるが、あまり酔っ払っていない。
自分でも強いと言っていたしな
僕「皆楽しそうですねぇ。」
若菜「はい。かおもゆりも楽しんでるみたいです。良かった。」
僕「あの…度々あれっすけど、事故の時、ありがとうございました。」
若菜「いいえ!何言ってるんですか!?こちらこそ本当申し訳なかったです!」
僕「いや、僕は全然平気ですけど、やっぱ直接礼が言いたくて。」
若菜「じゃあ、こちらこそごめんなさいが言いたくて。」
若菜さんが僕の真似をして、つい笑う。
若菜「でも、今日会えて本当に嬉しいです。ごめんなさいとありがとうが、ごちゃまぜです!」
僕「複雑ですね」
「複雑なんです!」そういって若菜さんは「うぅ。」とわざと苦しそうな顔をする。
線路沿い、電車が通る度に騒音がゆらぐ
僕「でもさゆりさんにありがとうございました。とお伝え下さい。楽しい夜を過ごせてるのもさゆりさんのお陰ですから。」
若菜「そう…ですね。伝えておきます!」
一瞬若菜がつまったような気がした。気のせいだろうか。
僕「そういえば、あの事故の処理とか大変だったんじゃないですか?」
若菜「はい。そうですねぇ。あの車も廃車になってしまって。」
僕「そうだったんですか?!大変だったですねぇ。」
若菜「はい。でも、ヨシさんもあたしも無事なのが何よりですよ。」
僕「そうですねぇ。そんだけ大きな事故で…いや、若菜さんは結構な怪我されたんですよね…」
若菜「そんな!!大丈夫ですよ!!あたしもう今はピンピンしてますから!!」
「大丈夫であります!」そういって兵隊が敬礼するような動きを見せる。
僕も合わせてそうやってみる。道端で笑う。
ああ。会えてよかった。
春の風のせいだろうか。僕の心は、お道化る若菜さんを見て嬉しくなる。