落としモノ


なんだろう


―絶対に見つけてあげたい―


そんな気持ちだった



「じゃあ教えて!
なくしたのはどんなもの?」


「あ……えっと……」




すまなそうな顔をして
琉生君はいった




「記憶……なんだ」


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