男は一言だけ言葉を発した。

「早く出ていった方がいい…でないと出れなくなるぞ。」

3人には男の言葉に強い説得力が感じられた。

なぜなら男はかなり痩せ細っていて、しかもなぜか腰に拳銃やナイフを持っていたからだ…


それを見て圭介が言う…
「その武器は何に使うんだ?」

男はため息をついた。
そして一言「生き残るためだよ」と言った。


3人にはその意味が全く理解出来なかったが、

次の瞬間その意味を理解することになる!!

男がいきなり声を荒げて、 「伏せろ!!!」と言い放ったあと…

拳銃の音が辺りに響いた。
恐る恐る3人が振り返るがそこには何も無かった…

もう一度男の方に向き直るが男は居なかった…


現状が理解できない3人だったが、勇馬が…あの建物に入ってみようと言った。

もちろん圭介と三城は反対したが…勇馬はそれを聞き入れず、

「それなら俺1人で行く」とまで言い出したので結局3人で行くことになった…。
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