とにかく2人にさっき立てた仮定を話すことにした。
圭介「この建物はネットカフェで見た動画が撮られた場所の確率が高い。

だから無闇に歩きまわるのは危険だと思わないか?」

勇馬「もし本当にそうだとしたら厄介なことになったな…
調べに来たつもりが巻き込まれたことになる」


三城は恐怖で言葉も出ないようだ…

とにかく出口を捜すために3人は歩き始める。

しかし、捜し始めてから2時間が建つが一向に出口が見つかる気配は無い…


圭介「やっぱりあの玄関しか出口は無いんじゃ…」
と言いかけたところで、

3人は急に静かになった。

なぜなら遠くの方から扉を開けたと思われる音がしたからだ。

続いてたくさんの足音がした…と思いきや、
その足音はこちらの方に近づいてきた!!!


こんな得体の知れない建物の中でただでさえ怖いのに、

足音が近づいてくる恐怖に3人は足がすくんで動けなくなっていた…。


やがてその足音は3人の前で止まった。

しかし…足音はするのにそこには何もいない…

勇馬「そこに居るのは誰だ!!!」

だが答えは返ってこない。

しばらくその場に立っていると、目の前にいきなりそいつは姿を現した…
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