LOVE SONG
「そうです」

「そうか。じゃ、ちょっとは大丈夫だな」

「何がですか?」

中里は何が大丈夫なのか分からなかったが、春木は一度自分の机に戻ってCDを持って再び中里のところに戻って来た。

「これなんだが」

「何ですか、これ?」

中里は、手渡されたCDを見た。

「これ、今度デビューする新人のデビュー曲なんだけど、中里に詞をって言ってきてるんだよ」

「あたしに?」
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