LOVE SONG
「渋座っ」

と、成田の肩に手を掛けた前迫をはじめ、高原も岡林も何やら自分の事に嬉しそうに成田を見つめた。

「サンキュ」

成田は小さな声でなぜだか三人に礼を言っていた。

CityNoiseとレコーディングスタッフは、その日の午後、日本へと飛び立った。

その飛行機が日本の空港に着く30分前、中里が空港にやって来た。

中里は一人、ロビーの窓から空を見上げ、成田の帰りを待っていた。

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