LOVE SONG
「今回、曲の方はメンバーでということになったんだが、誰が何曲とか、決めた方がいいか。それとも、出来のいい曲を採用していくって形がいいかな?」

「俺らで考えてるのは、ソロの曲、それぞれ1曲は持って、その曲は自分で作りたいって思ってるんですけど」

一番プロデューサー寄りに座っている高原が4人の考えてきた事を告げた。

「ソロの曲かぁ…」

プロデューサーは、腕組みをして一瞬目を閉じたが、すぐに、

「それはいい案だな。」

と、にっこり、メンバーを見た。

「じゃ、それぞれどんな曲にするか、もう考えてるのか?」

「いえ、それはまだ、これから」

と、岡林。

「そうか。…よし、じゃ今回は、4曲はソロ。そしてあと4曲はいつものように高原メインヴォーカルで歌う。で、そっちの曲の方はお前達が作った中から、いい物を採用ってことにしよう。それでどうだ?」


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