LOVE SONG
「やめてよ」

「ねぇ、私さぁ、成田くんのファンなんだ」

「え?そうだったっけ?」

「そうよ、哀華は『Be-Cool』のファンだったから、私の話なんて聞いてくれなかったんじゃない」

「そうだっけ?」

「そうよぉ。だから、ねっ、お願い。私もCityNoiseに合わせてっ」

と、直子は顔の前で手を合わせた。

「拝まれても困るけど、久しぶりに会った事だし、一緒に行こう」
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