LOVE SONG
「ヤッターっ!」

直子は思わず満面の笑みでガッツポーズした。

二人は楽しそうに話ながら、CityNoiseの楽屋前までやって来た。

「ここだ」

トントン。

「はい」

「中里です。入っていいですか?」

「ああ、どうぞ〜」

という、前迫の声がして、中里はドアを開け、中を覗いた。

「おはようございます」

「やっ」

と、前迫が右手を挙げた。
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