BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
人々は叫び、助けを求め、逃げ回った…
だがDRAGONは、彼らに何のおかまいもなしに襲いかかる…
俺は力を振り絞り、DRAGONを追う為、町に出た…
「…!…」
町は、町の形を保っていなかった…
信じられない光景…
この世の物ではないような…
地獄のようだった…
早くDRAGONを見つけなければ…
そう思った時、DRAGONが飛んでいるのが目に入る…
上空で町を見下ろしている…
滅びようとするこの町を…
「!戻れ!もう、止めろ!」
だが、俺には何もできない…
DRAGONを封印する方法を知らないのだ…
しかし、何かがおかしい…
DRAGONは、何かを探しているように見えた…何かを求めているように…
すると突然、DRAGONの動きが止まった…
一方向を見つめ、威嚇をするように牙を剥き出している…
俺は、DRAGONの視線の先を追った…
「…!」
そこには人がいた…1人の男性が…
この町の、生存者…